No |
曲名 |
作詞作曲 |
1 |
からっ風のブルース |
作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
2 |
伽草子 |
作詞:白石 ありす/作曲:吉田 拓郎 |
3 |
蒼い夏 |
作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
4 |
風邪 |
作詞・作曲:吉田 拓郎 |
5 |
長い雨の後に |
作詞・作曲:吉田 拓郎 |
6 |
春の風が吹いていたら |
作詞・作曲:伊庭 啓子 |
7 |
暑中見舞い |
作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
8 |
ビートルズが教えてくれた |
作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
9 |
制服 |
作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
10 |
話してはいけない |
作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
11 |
夕立ち |
作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
12 |
新しい朝 |
作詞・作曲:吉田 拓郎 |
- 1973年6月1日リリース。当時27歳。
- 例の金沢事件で発売が危ぶまれたが無事発売。アルバム発売のの翌日に釈放されている。
- 2006年4月5日 拓郎誕生日に紙ジャケ仕様で復刻。
- #5「長い雨の後に」は珍しく長いモノローグ。
- #6「春の風が吹いていたら」は、四角佳子、つまり当時の妻とデュエットしている。アルバムのクレジットでは、「よしだけいこ」となっている。
- このアルバムの発売の翌々日かつ釈放の翌日6月3日、早くも神田共立講堂のステージに立っていると記録にあるが、このとき#6を夫人と歌っている。
- #6「春の風が吹いていたら」は、作詞作曲伊庭啓子である。拓郎がオリジナルアルバムで作詞作曲とも他人の曲をカバーでもなく歌うことは珍しい。この他には、作詞作曲中島みゆき「永遠の嘘をついてくれ」ぐらいか。
- 伊庭啓子は広島在住(2007年現在)、四角佳子の広島でのコンサートを来訪したことが四角佳子のブログに書かれていた。そのコンサートでは#6「春の風が吹いていたら」も、歌われた。
- シングルカットはアルバムタイトルの「伽草子」。このアルバムの前後に「おきざりにした悲しみは」「金曜日の朝」という名曲が発表されていながら、オリジナルアルバムには未収録である。6ヵ月後に「LIVE'73」が発表されていることを考えても、この時期は多作であったことが窺える。
- 春〜夏にかけての季節を描いた曲が#2・3・6・7・9と多い。ジャケット(田村仁撮影)もこの季節を表しているようで淡い色彩である。
- #1「それからあれも」#2「君の絵本を閉じてしまおう」#3「きみは夏みかん剥きながら早く子供が欲しいなわざと言ってため息ひとつ」#7「愛するところは君のアパートですか」#9「親に語れない秘密のひとつやふたつできてしまって」#10「抱きしめたことに理由などないんだ」#11「描いてきたきみの裸破いて残らずたいらげたいんだ」など、性的な意味を匂わす詞が、他のアルバムに比べてもたいへん多い。金沢事件前に作成、拘留中に発売ということを考えると過激な内容であったかもしれない。
- 柳田ヒロ(Piano&Organ)チト河内(Drums&Percussion)矢島健(E.Guiter&Ac.Guiter)後藤次利(Bass)田口清(Ac.Guiter)
- アレンジは吉田拓郎・柳田ヒロ・村岡健で誰がどの曲を手がけたのかは不明。
- お名前が「◆◆◆◆◆」は、ずっと昔のHPにコメント頂いたものです。
- かみさんとまだ恋人同士だったころ、「何か歌って」とささやかれて、そーゆーつきあいかたをしたことがなかった僕は大いにテレながら、自分なりに思いをこめて選曲し、赤くなりながら歌ったのが伽草子。でも別に拓郎ファンじゃなかった彼女は「何の歌だろう」みたいな反応で、こいつめーと思った。拓郎にしてはめずらしく、ほわっとしたやさしい感じのアルバムだと思う。「スプーンもお皿も、耳をすましてさ・・」なんてくだり、絶品だよ。◆◆◆◆◆
- 中学時代、友人がこのアルバムを学校に持ってきて見せてくれた赤い歌詞カードがとても印象的でした。◆◆◆◆◆
- 中学の時、蒼い夏を必死で練習してマスターした思い出が残っています。一番最初に見たコンサートが、この時だったんですよ。◆◆◆◆◆
- 蒼い夏がとても印象的で今も心に残ってます。◆◆◆◆◆
- なんか、こう、聴いててほんのりとした感じがいいですね。これは中1の頃よく聴いていました。テスト週間に。思い出の一枚です。◆◆◆◆◆
- 主人とまだ付き合っていた頃奄美諸島に旅に出た時のこと・・・。しょっちゅう喧嘩ばかりしていて、頭にきた私が宿を飛び出し海岸で泣いていた夜、「雲が飛ばされて月がぽっかり独り言・・・」「・・・も少し幸せに、幸せになろうよ」と唄いながら迎えに来てくれた彼。その通り今は幸せになりました!◆◆◆◆◆
- 沖縄の島でバイトしていた頃、泊まった島に拓郎のこのLPだけがあった。泡盛を飲みながら、このLPばかり、聞いていた。蒼い夏、夕立、風邪などを聞くとあの海を思い出す。忘れられない。ちょうどその頃、セブンスターズショーをテレビでしていたらしく、(3月、TBSだと思う)見れなくて悔しかった。◆◆◆◆◆
- 青春の思い出です。遠くに住んでいた女の子に会いに泊まりがけで出かけて、夜の海岸で聴いていました。◆◆◆◆◆
- このアルバム全体に感じる「淡さ」が好きです。淡々と日常を綴ったような詩やちょっと頼りない演奏(笑)も。激しさは色あせても、優しさだけ抱きしめてという心境(多分、拓郎はそんな心境に戸惑っていたのでは?)が垣間見えるような気がします。 - redu06 (2009年01月30日 10時39分49秒)
最終更新時間:2009年02月26日 01時33分15秒